SE神谷翔のサイバー事件簿シリーズ
Project SEVEN 概要
女子高生ハッカー、望月 奈々の仮想部屋（マイルーム）に、何者かが侵入した。
「このあたしの部屋に侵入するなんて、十年早いのよ！」 憤った奈々は捜査に乗り出す。
一方、プログラマの譲のところにも、奇妙なアバターが出現、譲は調査に乗り出す。
女子高生ハッカーと天才プログラマが遭遇した時、何が起きるのか？
聖書をモチーフにした怪事件。失踪したハッカー達の謎。Ωとは？
ネット発、ノンストップサイバーパンクアドベンチャー
Project SEVEN
Project SEVEN（単行本）
Project SEVEN（文庫本）
作者から一言
あがいている若者たちに、ぜひ読んでほしい。
日本に、いや、世界中に、きな臭い匂いが漂っている。
イスラム国やオウムといった宗教に惹かれる若者も増えているという。
何かを行動に移す前に、ぜひ一度この話を読んでみてほしい。
「世の中ってこんなものなのか？」
社会に出て、おそらく誰しもが感じる矛盾に、私も頭を抱えた。
書かずにいられずに、思わず、キーボードに向かった。
メルマガで配信を始めたところ、大勢の人達が、ネット上で応援してくれた。
「奈々みたいに強くなりたい」
「まじめなプログラマの譲に、同じＳＥとして共感した」
「食事もトイレも我慢して、７時間ぶっ続けで読みきっちゃった！」
そういってくれた友人は、ホームページの制作を手伝ってくれた。
たくさんの人に助けられて、
エンターテイメントＳＦの形を借りて思いをぶつけた物語が、本になった。
いつの間にか十年以上が過ぎて、世の中は、ネットは、この世界に追いついてしまった。
ここに描かれたことは、もはや絵空事ではない。
アバターも仮想世界も、ここに描かれたような世界同時サイバーテロだって、
たぶん、私たちの身に起こりうる。
そして、世界の急激な変化に、私たちはまだついていけずにいる。
悩んでいるのは一人ではない。
世界はどこへ向かっていくのか？ その答えは、まだ見つかっていない。
血を流さずに、答えを見つけていくべく、
私はこれから死ぬまで本を書き続けていきたい。
応援してくれた大勢の人達のために。
この世界と、つながっているために。
⇒Project SEVEN特設サイト
